灯台の立地分析PJ

現在、灯台の立地場所を分析し、灯台の個性や灯台周辺地域の理解を進めようというPJを実施しています。

灯台にご興味のある方はもちろん、灯台のことがよくわからないという方でもわかる内容です。特に、地理がお好きな方は興味を持てる内容となっておりますのでぜひとも御覧ください。

PJの背景、方針

灯台は岬に立地している印象が多いと思いますが、陸から岬を訪問する際は灯台が存在しないとどこが岬なのかよくわかりません。そのため灯台は岬のランドマークとしての役割も果たしていると考えています。

次に、現在筆者が考案した指標を3つご紹介します。

分析指標①:先端度

まずはじめは先端度という指標で、岬の形を見て楽しんでもらう指標です。これを知ることで地図を見るのが楽しくなります。

岬を三角形の山としてみることでその山の山頂の形と裾野の形を分析します。

しかしながら、ここで一つ問題点があります。

それは、岬の麓がどこまでなのかがわからないのです。

実際、岬というのは地形を表す言葉ではありますが、どこからどこまでが岬なのかについて決めるものは存在しません。

そのため、岬の麓について一定のルールを決めることにしました。

ここで理想的な岬について定義してみようと思います。

よいピークの条件を取り入れる形で基準を以下のように設定しました。

実際に出雲日御碕灯台が立地している日御碕についてについて評価してみました。

分析指標②:秘境度

秘境度は人口密集地域からの時間によって評価する。

国土地理院の地図で赤く枠線で囲まれているものがその地域である。

なお、これは農林水産省が棚田の秘境度を評価した事例を参考にして評価基準とした。

以下、秘境度の例です。

分析指標③:展望度

展望度はざっくりいうと灯台が立地している場所の標高を示す指標です。標高が高い場合はその分展望がよくなると考え、高いものを高評価としています。

以下、例になります。

ひとまず、2021年4月現在では3つとしています。

これ以外にも、何か面白いアイデアをお持ちの方やご意見ご感想ございましたら問い合わせフォームよりご連絡いただけると嬉しいです。

また、これを機に多くの方と仲良くなるきっかけとなれたら嬉しいです。気軽にお声掛けください。

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